家賃滞納で起こりうることを詳しく解説!

Posted on Category:不動産・賃貸

本来であれば住宅ローンを組みながらマイホームを手に入れる方法が一番将来の為には良いのかもしれませんが、仕事上常に転勤を繰り返さなければならない事情を抱えていたり、環境の変化で引っ越しを余儀なくされてしまうことがあった場合には、いつでも違い土地へ移り住めるように賃貸物件を選んだ方が無難かもしれません。

しかし、賃貸と言っても月々にかかる家賃は決して安くはないですし、万が一無職の状態になったりしてしまうと一気に家計を圧迫する存在になってしまいます。
いついかなる理由だったとしても家賃滞納を行うことは違法であることを良く理解し、できるだけ支払い能力のある状態で契約するようにしてください。

今回はそんな家賃滞納を余儀なくされてしった方に対し、一体どうしたら強制退去されずにすむのかを説明していき、普段からどんなことに気を配るべきなのかを紹介していきます。

➡︎全保連 烏川

家賃を滞納してしまって強制退去を命じられる期間は約半年以上過ぎた頃

まず、家賃を滞納してしまって強制退去を命じられる期間は約半年以上過ぎた頃と言われており、その間に何かしらの行動を起こさなければ家主側の権限で追い出すことができてしまうのです。
どんな理由であっても滞納をすること自体が信用を失う行為であると肝に銘じ、しっかりと支払うように計画を立てて生活していくことが大切になってきます。

また、我慢強い家主であれば半年以上の家賃滞納を行ったとしても直ぐに追い出さずにいてくれるケースもありますが、たまっている家賃の他にも延滞損害金が確実に発生することになるので注意が必要です。
その他にも、賃貸借契約の内容によっては厳しい取り立てがしつこく続いたり、今後の生活に大きな影響を及ぼすような酷い噂がたてられたりもするので覚えておきましょう。

こんな状態にならないようにするためには、しっかりと支払い義務を全うすることは当然だと言えますが、周囲にバレたくないと思っていたり、社会的に信用を失いたくないと考えている場合には、いつまでに支払いを行っておけばいいのかを知っておいてください。

できることなら1ヶ月以内には延滞している家賃の支払いを完了させる

家賃滞納を行うと契約時にお世話になった連帯保証人の方に知られてしまうのは確実で、バレたくないと心から願っても無駄な努力に終わってしまうことになります。
そのため、できることなら1ヶ月以内には延滞している家賃の支払いを完了させるように努力し、大家や家主へ連絡をとるようにするなど何らかの行動を起こすようにしましょう。
かりに1ヶ月以上支払いが遅れてしまうと、連帯保証人として頼っていた両親や家族・会社の上司・知人や友人などに支払いの義務が発生してしまうため、多大な迷惑をかけると共に今までの信頼を全て失う結果となることは必然です。

今まで交流を深めてきた相手から向けられる軽蔑の眼差しは非常に耐えがたいものなので、自分がそうならないように努めてくことはとても大事な要素であり、社会人の義務であると心に言い聞かせておいてくださし。
そして家賃滞納自体をできるかぎり行わないように注意していき、できれば3ヶ月以内には払えるようにしておくことが重要です。

無視し続けていると最終的には法的措置をとられてしまう

滞納が長引けば長引くほど電話や督促状がしつこく行われるようになってしまうので、それを無視し続けていると最終的には法的措置をとられてしまうことも考えられます。
契約解除で強制退去を命じられるだけならまだ救いはありますが、最悪の場合になると裁判や強制執行の手続きが開始されるなど裁判沙汰になることが確実です。
家賃を支払えない人が弁護士に相談するなど到底できないことなので、訴えられたら最後と考えるようにしておいた方が危機感が増すでしょう。

強制退去を命じられる期間の経過についてですが、最初は電話や催促状で注意を受けることがほとんどです。
これらを完全に無視していると今度は連帯保証人へ連絡が届くようになり、督促状の送付や内容証明郵便で書面が届くようになります。
これも無視すると契約解除通知が届くことになり、裁判所へ請求の申し立てが行われるようになるのです。

ここまで来ると絶対に逃れることはできないため、自主的に退去を行うか裁判所側から強制的に立ち退きを命じられるようになり、家具や家宝にしていたものなどが差し押さえられることとなります。
最終的には無一文になって路頭を迷うような事態になることも想定できるので、やはり支払えるときに義務を全うできるように心掛けていくことが一番の対策になるのかもしれません。

まとめ

住まいを設けることは生活していくうえで非常に大切な要素の一つですが、どの賃貸物件を選ぶかはかなり需要になってくるので気を付けるようにしましょう。
理想的な家賃の値段は自分の収入の3分の1程度が良いとされており、見栄をはって給料に見合わない家賃の物件に住むようなまねだけは避けなければなりません。
また、大家によって住む条件が違っていたりするため、契約する前によく内容を把握しておくようにすることが大切だと言えるでしょう。

最終更新日 2025年7月7日 by hassas