神澤光朗監修!犬を飼育したい理由をもう一度考えよう

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1,ペットを飼うなら理由をしっかり判断してからにしよう

犬をはじめとし、ペットを飼いたいと思う理由は人それぞれと言えるでしょう。

しかし犬を飼育したい理由をもう一度冷静に考えたうえで、本当にこれから飼い続けていけるかどうかを判断してから飼うようにしましょう。

犬を飼いたい理由としては、ペットショップでひとめぼれをした、一人暮らしが寂しい、子供にせがまれたからなど様々な理由があることでしょう。

しかし甘い考えであれば、飼い主自身もペットのどちらも幸せになれない危険性が強く考えられます。

もしもどうしても欲しくてたまらないと考えていたとしても、冷静になって見直してみることが大切です。

まずはペットショップでひとめぼれをして購入するケースです。

人間は基本的に視覚的な動物であり、目に見た情報に重きを置くように脳ができているといわれています。

母性本能という言葉を耳にしたことがある人も多いですが、この母性本能についても視覚的な情報がきっかけとして覚醒することが多く見られます。

具体的に言うと、目が大きい、頭が丸い、自分よりも小さい、高い声を出すものに対して、本能的に自分が保護したい、飼育したいという衝動が生まれる傾向にあります。

赤ちゃんの動物を見た時には、思わずぎゅっと抱きしめたくなったり、かわいいと声が出てしまうことでしょう。

ペットショップで見かけるペットの容姿についても、この母性本能を呼び覚ます引き金となります。

2,ずっと愛情をもって育てていけるかが大切

母性本能をくすぐられることはよいことですが、その感情を維持し続けることができるかが問題です。

赤ちゃんのころは非常にかわいくても、大きくなれば赤ちゃんの時の面影は全くなくなってしまう種類もあります。

大きくなってから全く愛情がなくなってしまうという状況が生まれるかもしれないということです。

愛犬家の神澤光朗も言ってますが、初めて購入する場合には、かわいいと思って衝動買いをするのではなく、自分が飼おうと思っている種類についてよく調べ、大きくなった時にも、今と同じような愛情をもって育てていけるかどうかをシミュレーションしてみることが大切です。

次に一人暮らしが寂しいのでその寂しさを紛らわせるために、犬を飼いたいという人も多いことでしょう。

このような人の中には、地方から東京に出てきて一人暮らしを始めたら淋しくなってしまった、老夫婦ですんでいたけれども配偶者がなくなってしまいさみしいのでペットを飼いたいなど、様々なパターンが見られます。

どのようなパターンにしても、万が一飼い主に何かしらのトラブルが起こった際に面倒を見てくれる後見人がいなければ、ペットを飼う危険が伴うといえるでしょう。

万が一とは、飼い主の病気やけがをはじめとし、地震や火事などの自然災害、交通事故により突然なくなってしまうことなども考えられます。

このような万が一のことが発生した場合に、そのペットはどうなってしまうのかを考えてみましょう。

もしもペットが異常なほどに鳴き続ければ、近所の人がおかしいと気づいてくれるかもしれませんが、それまでに数日間がかかるかもしれません。

あらかじめ安否を定期的に確認することができる後見人がいれば、ペットが食べ物も水もない部屋の中に放置される状況もなくなります。

一人暮らしの寂しさを紛らわせるために飼いたいと考えるのであれば、自分の安否確認をし、自分に万が一のことがあった時に面倒を見てくれる後見人を見つけてから飼うようにしましょう。

3,犬が生き物であることを十分に理解した上で飼う

現在では高齢を理由に撤去の飼育を放棄するケースが多く見られるようになりました。

後見人を用意することによって、飼育放棄をされて保健所などに収容されるペットの数を減らすことができます。

そして子供の情操教育をしたいからペットを飼いたいと思う人もいることでしょう。

確かに生き物の大切さを理解したり、動物に優しくなれる、責任感を養うなどの大きなメリットがあるかもしれませんが、一度ペットを購入すれば10年から15年ほどは飼い続けなければなりません。

犬が年老いた時には、子供は体も成長し、思春期や反抗期などを迎え、このような心身の変化が伴う中で、子供のころに抱いていた愛情や情熱を保ち続けられるかどうかはわかりません。

もしも子供の情操教育のために飼おうと思っているのであれば、子供が大きくなって面倒をみなくなった状況を想定しておく必要があるでしょう。

そして近年最も大きい理由として、SNS映えするからという理由で購入に至る人がいるのも事実です。

これは犬を自分をよく見せるためのアクセサリーにしているといっても過言ではありません。

近年ではインスタグラムやツイッターなどのSNSが発達し、一般人でも気軽に様々な情報を発信できるようになってきています。

インスタ映えを狙い、ペットを飼おうと考えている場合には、ペットをただの飾りやステータスとしてではなく、れっきとした生き物であることを十分に理解してから飼わなければなりません。

そのほかにも様々な理由がありますが、自宅に迎え入れる前に、本当にこれから飼い続けていく自信があるのかどうかを確かめてから、購入するようにしましょう。

最終更新日 2025年7月7日 by hassas