一般社団法人のコンセプトは、団体となって何か事業をというものです。
この事業というのも様々ですが、基本的には課税対象になりますし、一定の手続きと登記を経れば許可云々ではなく、準則主義から設立する事が可能なものとなっています。
更に、事業原資がなくとも二人以上の写真がいれば設立する事が出来る事から、とりあえず一般社団法人として設立したというケースも多いですね。
そこから募金、あるいは社員拠出する事も可能になってきます。
一方で、法務大臣や社員、債権者といった利害関係人の申し立てによって裁判所が解散を命令する事も出来ますので、一度設立すれば後はどうでも良いというものではないのです。
この点は勘違いしている人も多く、先の話のように「とりあえず作っておこう」と考えている人の多くが、「取り消される事はないのだから」といった事も設立の一因として挙げられる事が多いのですが、決してそのような事はないのです。
とにかく多くの一般社団法人があります。
業種を問わずに様々ものがありますので、決して特別なものではないのです。
事業収益は課税対象になりますので、資産隠し等のために設立するものでもありません。
資産隠しのために設立しても、実態を調査されるのですから意味がありませんしね。
ですから、この点に関しては株式会社に似ている部分です。
どのようなコンセプトで社団法人を設立するのかは自由ですし、解散命令すら出される事もあります。
ですが、いろいろなメリットもあります。
もちろんデメリットもありますが、それらを総合的に勘案してみると良いでしょう。
先に二人でも設立する事が出来るとお話しましたが、二人ですと一般社団法人でのデメリットの部分をかなり軽減する事が出来るため、二人で設立されるケースも珍しくありません。
人が多くなると、組織としては大きくなってやりやすい部分も出てくるでしょうが、運営方針等の議論に時間がかかってしまいますから。
最終更新日 2025年7月7日 by hassas