鉄鋼業は日本のハイテク技術を駆使した今最も流行している工業の一つです。
しかし同時に同業者や多数の開業までの問題もあるため、開業する方はそれらを留意して開業、運営していきましょう。
私は最初ある程度資金も潤沢にあったため一人で鉄鋼業を開業しようかと思ったのですが、これは大きな間違いでした。
鉄鋼業は工場が用意できても材料置き場や流通に使うトラックの停車場等様々な施設が必要なのです。
大きな買い物なので私は事前打ち合わせをしたのですが、思いのほか弊害が多く特にトラックの停車場を確保するのが難しかったです。
というのも工場で扱う資材を運搬するという都合上、周囲の住人の安全を確保した上での建設を行わなければならなかったのです。
また建設場所で安全を確保できたとしても反対住民がいるだけで計画が頓挫する事も多く、中々計画が進められないでいました。
さらに鉄鋼業で使う素材の流通経路の確保は海外のライバル企業の影響もあり、中々日本国内だけで確保する事は難しく海外への現地視察を何度も行いました。
ただここまでくると個人でできる範囲を超えていてかかる予算を試算した時にとても準備している資金で開業できる計画ではなくなってしまいました。
そこで私が注目したのはフランチャイズに加入するという方法です。
フランチャイズとは資金を大手企業に納金し、その代わりにその大手企業の傘下に入った個人企業を開業できるというシステムでコンビニエンスストアやファーストフード店でよく用いられている方法です。
この方法ならば工場の準備や設営も円滑に行えますし、なによりわざわざ自分が海外に行かなくてもある程度流通経路を斡旋してもらえるので個人で開業するにはとても優れたシステムだと思いました。
ただフランチャイズに加入するには入社テストのような物があるので、工場の設置場所と機材の用意くらいはできておいたほうがテストに合格しやすいのでお勧めです。
ただし工場や関係設備設営に関しては注意事項もあります。
一部の施設は法律の関係上認可を取らなくては利用できない設備もあるため、必ずフランチャイズに加入した後に確認をしてから設営する事をお勧めします。
私もこの事を知らずに一部の倉庫を利用しようとしていたので、設営前にフランチャイズの担当者から注意されてしまいました。
こういった事情もあり確かに鉄鋼業の個人開業は魅力的ではありますが、制約や資金的な問題、流通面の問題等様々な諸問題があるので開業する際にはフランチャイズに加入する事を強くお勧めします。
最終更新日 2025年7月7日 by hassas
